裏表なく本質的で、「良薬口に苦し」な会社(笑)
白土 昴 バックオフィス・マネージャー
経歴
1991年生まれ。
東京都江戸川区出身。
都立青山高校を卒業後、東京学芸大学にて教育と音楽を専攻し、小学校全科と中学・高校音楽教師の免許を取得。
新卒で株式会社ローソンに入社し、秋田県・青森県・宮城県・千葉県で勤務。
店舗の学生アルバイトからオーナー経営者まで年間100名以上の育成を経験したのち、SV(スーパーバイザー)としてフランチャイズ店の経営支援を行う。
2019年6月に採用・広報・全社アシスタントとして株式会社グローカルに入社。
採用担当として採用全般の設計、書類選考~一次面接の実務を、広報担当として社外広報と社内広報を、
その他労務管理や庶務関連のバックオフィス全般、コンサルタントのアシスタント、後輩育成など幅広く受け持つ。
グローカルに入社した理由を教えてください。
私が考える「裏表なく、本質的」に当てはまる会社だったからです。
実は、学生時代には音楽の教師を目指していました。
しかし、経済面から音楽関連の習い事が出来ず、スタートの遅さも相まって、音楽での進学は無理だと周りの大人に反対され続けてきました。
国立文系の学費で通えて音楽の水準が高い大学を探し、高校卒業後はバイトをしてレッスンに通った結果、何とか実技試験を通過し、浪人1年で私は行きたかった大学に進学しました。
この経験のおかげで、周りの「当たり前」に根拠がないことを実感しましたし、人の意見に左右されず自分で意志決定する、今の私の軸の一つが身についたと思います。
苦労して入学した大学でしたが、教育実習に行く中で、子どもに勉強を教えるよりも、どんな状況でも生きていくことのできる生きる力や考え方こそが必要だと考えるようになりました。
そのためには民間企業に就職して、様々な人や組織に関わるべきと考え、新卒でローソンに入社しました。
「様々な人や組織に関わりたい」という希望が叶い、3年半で秋田、宮城、青森、千葉へ異動し、様々な土地の人に出会い、
また複数の組織の在り方に触れた経験から、人間が持つポテンシャルの面白さ、人を活かす組織の在り方に興味を持ち始めました。
一方、年次が上がるごとに大手の中でのやりにくさも感じていました。
特に、SVとして担当店舗の売上を追う中で、中長期的や相互繁栄の視点が抜けていること、画一的な指導に全く納得がいかず、査定の数字とは関係ない独自の数値目標を追うこともありました。
この状態では良いパフォーマンスは生まれないと考え、退職し、「本質的に顧客の支援ができる妥協しない誠実な会社」、
かつ「人や組織形成に関わることのできる仕事」を軸に転職活動をして出会ったのがグローカルです。
グローカルで一番最初に感動したのは、HPです。
多くのコンサルティング会社が、カタカナで抽象的に記載しているのに対し、グローカルはコンサルティングを知らない私にも理解できる言葉で具体的なサービス説明を行い、かつコンサルティング料金まで明示していました。
顧客と誠実に向き合って仕事をするスタンスと、抽象的なものを具体的に伝える抜群の頭の良さを感じました。その時点で1目惚れしていた私は、圧倒的な熱量と、上記の経験からのやり抜く力を買ってもらい、入社しました。
グローカルでの現在での仕事内容を教えてください。
私は現在、採用業務を中心に担当しています。
年間採用計画から要件定義、年間1300名以上の書類選考や200名以上の一次面接の実務、自社採用サイトのリニューアルや人材紹介会社とのコミュニケーションなど、採用に関するものはほぼすべて担当しています。
当社は未経験者を採用をしているので、わかりやすい「○○業界の経験者」「○○の知見がある方」などの判断はできず、
経験に依らない高い思考力があるか、人間性が社風に合うか、商材に依らない営業力があるか、など、その人自身のポテンシャルを見抜く力がより求めらる傾向にあります。
特に面接では、応募者がどんな人間性を持ち、これまでどんなことに熱中し、またどんなことに躓き、
今後どんなことをしたいのかの観点で、キャリアカウンセリングのように相手ととことん向き合う仕事です。
また、採用だけではなく、広報、庶務、労務、マーケティング施策、マネージャーとしてメンバーの育成など、多面的に会社の運営に関わっています。
私の肩書は経営管理部の採用/広報担当に過ぎません。
ですが、この会社を創っていく側という意味で、会社全体にとって必要な仕事を先読みして動く遊撃部隊的な存在で有りたいと思っています。
グロ-カルで働く中で感じている充実感はどんなことですか。
思いっきり仕事ができることです。
人数が少なく変化が早いことに加え、どの立場の社員でも経営コンサルタント並みの思考力やアウトプットを求められます。
「コーポレートだからここまででいい」と妥協されることがないので、フロントメンバーと同じスピード感で成長できる環境だと思います。
採用担当としての充実感は、1名採用するインパクトの大きさです。
採用した1名によって、これまで手が付けられなかった事業が動き出したり、新事業が立ち上がったりして、会社が加速度的に成長することを実感できます。
採用要件も社員が増加するたびに変化していくので、同じことの繰り返しがありません。
正解がない中で、応募者と向き合い、相手が本当に何をしたいのかを考え、それが当社で実現できるのか、それを当社が必要としているのかを検討することが、採用担当の仕事だと思います。
誰もが太鼓判を押す即戦力人材はもちろんですが、ポテンシャルを見抜いて採用した方が活躍していることが、実は一番うれしいかもしれません。人事の仕事は会社と個人の可能性を拡げる仕事だと感じています。
また、能力があれば経験に関わらず任せてくれる、という環境も非常に面白いです。
私は採用業務未経験で入社しましたが、入社2週間程から1人で面接を任せてもらいました。
グローカルは、加速度的に成長したい方にはもってこいの環境だと思います。
今後、3年後のビジョンを教えてください。
私はグローカルの価値観が好きで入社した人間なので、この価値観を深め、広げていきたいと思っています。
グローカルの根本的なスタンスの1つは、とことん人や物事に向き合うことです。
人や物事に対して誠実であれ、という意味でもありますし、もっと具体的に言えば、自分の弱みや痛みに逃げずに向き合うことでもあります。
このスタンスは、顧客にも、自分たちに対しても、共に成長するためには欠かせないと思っています。
「良薬は口に苦し」というように、本当に必要なことを見極め、本当に効くものを提供する。
それができる人間は、どんな状況でも、自分の力で戦っていくことができると思います。
この価値観やスタンスが50名、100名になっても変わらず、かつ今後は社会に広げていくための教育体制や組織体制などの基盤を構築していくことが、3年で私がやりたいことです。
また、個人的には産休を取りたいと思っています。会社のためにも自分のためにも、この会社を拡大させて、後輩を育て、産休を取れる環境を自ら作り出したいです。
今後入社してくる方にどのようなことを伝えたいですか。
どのポジションでもお伝えしたいのは「やり切れるかどうか」です。
経営者が行き詰った時こそコンサルティングのスタートなので、限界から”あがける”か、思考を止めないでいられるか、などが問われる仕事だと思います。
また、テンプレートではないコンサルティングという面でも、十数名のベンチャー企業という面でも、基本的には毎回の仕事が未経験で、社内で誰1人やったことがない仕事も珍しくありません。
社内では「やったことがないからできない」は良くも悪くも通用しないため、「未経験者歓迎」としています。
語弊を恐れずに言えば、知識や経験は時間をかければ身につくと考えていますが、そうではない、思考力や決断力、相手ととことん向き合える人間性が必要です。
例えば、
「これから自分が何をしたいのか。そのために、グローカルという環境は最も適しているのか。自分で考え、選択し、その責任を負えるのか」
選考の中で、その必然性を見つけてもらえたら、と思いますし、また採用担当としては、おこがましかもしれませんが、そのきっかけとなる出会いをつくりたいと思っています。
皆さんとお会いできることを、心から楽しみにしています!