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地域集客

カトエリの地域集客を見直すための10のポイント<その7>

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「地域プロモーションの費用を抑えたい」「今やっている取り組みの効果が見えない」
地域集客の現場でお聞きする悩みのネタは尽きません。
そんなお悩みを少しでも解決できればと、地域集客を見直す上での大切なポイントを
10個にまとめました。今回は7つ目のポイントの話です。

 

※前回のポイントはコチラからどうぞ
https://www.glcl.co.jp/local-pr/post/659

 

誤解を恐れずに言えば、
世の中のプロモーションは「売りたい商品ありき」になっていることが
非常に多いと感じます。

 

例えば、地域プロモーションでいうと、
「うちの町の温泉は最高です!」「うちの町は美味しいものがいっぱいあります!」など、
売りたい商品の魅力を前面的に打ち出した広告が多く見受けられます。

 

プロモーションに限らず、WEBサイトでも同じようなことが言えるかと思います。

 

そのことの何がいけないのか、
私はよく「合コン」に置き換えて考えています。

 

合コンに参加したA君とB君。2人は同じようなスペックだったとします。

2人ともC子ちゃんが気に入り、それぞれアプローチを始めました。

 

A君はC子ちゃんにこんな話をしました。
「俺さ、一流大学出て、大手企業に入って、給料もいいし、いい車も乗ってるし、
芸能人の友達もいっぱいいるよ。俺ってどう?」

 

一方、B君はC子ちゃんにこんな話をしました。
「C子ちゃんってお酒好きそうだね?やっぱり好きなんだ!お酒は何が好き?
日本酒かー。だったら俺、貴重な日本酒をたくさん置いてあるお店知ってるから、
今度行ってみない?」

 

さて、C子ちゃんはどちらの男性を選んだでしょう?
もちろん全てではありませんが、一般的には、
一方的に自分のいいところの話しかしないA君より、
相手のことを理解して、相手にとってメリットのある提案をしてくれるB君の方が、
もてるのではないかと思います。

 

話は戻りますが、
世の中のプロモーションはA君のようなアプローチが非常に多いのです。

 

合コンでも旅行・おでかけでも、意思決定をするのは同じ人間です。
どちらかで受け入れられないことが、どちらかで受け入れられるということはありません。
そう考えると、プロモーションにおいても、
「売りたい商品ありき」ではなく「ターゲットのニーズありき」のアプローチで
組み立てていくことが求められるのではないでしょうか?

 

ぜひ、今行われている地域プロモーションが、
どちらのタイプに当てはまるか、検証してみてください。

 

次回は、「プロモーションの媒体がターゲットに見合っているかどうか」
見極める方法についてお話いたします。

加藤英里
この記事を書いた人
マーケティング戦略事業部
加藤 英里

新卒で入社したリクルートにて、地域振興事業の立ち上げから推進まで9年間従事。プロモーション企画立案、ご当地グルメプロデュース、イベント主催などの他、講演やセミナー講師も務める。2014年5月から現職。BtoB・BtoC問わず、病院・結婚式場・メーカー・レジャー施設などのWEB集客コンサルティングに従事。