【ペルソナことはじめ】ペルソナのとある1日~後編~
これまでの集大成であるペルソナの「とある一日」、後編です。
(前回の記事はこちらです)
是非皆様も書いていただけたらと思います。(意外な発見がありますよ!)
私が実際に書いた、母の日に旅行に行こうとしているターゲットの「とある一日」を、少しだけご紹介します。
■ターゲット■
33歳、既婚、女性
■職業■
立川駅直結のルミネにある婦人ファッションの店長
■とある一日■
GWが明けて昨日の忙しさが嘘のような店内。
本社からの電話応対をしながら、新人の接客スタッフの様子をうかがっている。
毎日忙しく、夫のお弁当すら作れないけれど、
この仕事が好きなのでこれからも続けていきたいと思っている。
ただ・・・GWが明けてルミネの中は「母の日」一色。
いつもこの時期は罪悪感にさいなまれる。
自分の母、義理の母にはいつも間に合わせのものしか贈ることができていない。
私の仕事を応援してくれて、孫を楽しみにしているだろうに口には一切出さない。
そんな母たちに感謝の気持ちを伝えたい、とは思っているけれど、
土日が仕事の私はなかなか帰省もできていない。
ここは一念発起してたまりにたまった有給を使い、母たちを旅行にでも連れて行こうかな。
GW、すべて出勤した自分へのご褒美も兼ねて!
いかがでしょうか。
このターゲットの方に皆様ならどんなプランを提案されますか?
お母様への感謝の気持ちを伝えられて、なおかつ自分も嬉しいプランがよさそうですね。
更に「母の日は過ぎてしまったけれど、お母様に日ごろの感謝を伝えたい方へ」という、
一文も刺さるかもしれません。
このようにペルソナを立てることで、ペルソナの状況やちょっとした悩みが理解でき、
そのターゲットに訴求できる「提案」をすることができます。
新しいプランを立てるとき、日ごろ来ていただいているお客様を分析するとき、
ペルソナを役立てていただければと思います!