【経理担当者向け】決算作業をスムーズに進めるための3つのポイント
弊社は12月決算のため、年末調整と並行して決算作業が始まります。
毎年12月~2月は四苦八苦していましたが、今年は決算作業が3回目ということもあり、
比較的スムーズに進めることができ、締切日よりも1週間前に提出することができました。
(若干レベルが低いのですが、個人的にかなりの快挙です!)
今回は、その理由についてご紹介したいと思います。
1.過去2回の決算作業で作業内容がほぼ網羅できたため。
「全体像が見える」ということは、業務を進める上で非常に重要だと思います。
山登りと同じで、自分がどのような山に登ろうとしているのかを理解しているかどうかは、装備や体力作りなどの事前準備に大きく影響します。
そして事前準備によって、登頂できるか否か、
もしくは登頂できたとしても満身創痍疲労困憊で下山するのか、
心地よい疲労と共に充実感を持って下山するのか、結果も全く違ってきます。
「決算で行うこと」を知識として知っていても、実際の数字の妥当性を確認し、決定していくには、
別の難しさや緊張感があるものですが、2周して「決算」のという山の全貌が見えたことが、ずいぶん気を楽にしてくれたと感じます。
また余計な力が抜けたことで、ミスも発見しやすくなったように思います。
2.反省点をいつでも見られるようにしたため。
過去2回の反省点、気を付ける点をきちんと残しておき、
いつでも確認できるようにデスクトップ付箋(有料から無料まで、いろいろなソフトがあります)に記録していました。
その付箋を見て、日々の経理方法の中で修正すべきこと、もっとこうしたら効率が良いのでは?というひらめきが生まれたことも多々ありました。
やはり、反省点やそれに対する解決策を「常に可視化する」ということが、効果があったのではないかと考えています。
3.決算で扱う数字から逆算し、日々の経理を行ったため。
「逆算」は、弊社の業務に欠かせない考え方ですが、
2回の決算を通してやっと扱う数字に関して腹落ちしたため、
2回目の決算が終わった後から、決算で扱う数字からの逆算で経理を行うという意識が持てるようになりました。
なんといっても、各種科目の残高や累積を定期的に把握・記録していくことが最も大切です。
人間の記憶は曖昧なものなので、記憶が新鮮な内に処理を済ませることも大事ですし、
特殊な処理をした際は、その伝票をプリントアウトして残しておく、ということも行いました。
まとめ
決算時に発覚したミスを取り戻すには、多くの時間と忍耐力が必要です。
無用のストレスを避けるためにも、日々の経理作業で「ちょっと面倒くさいな」ということを丁寧に行うということを、今年も心がけていきたいと思います!