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地域集客

カトエリの地域集客を見直すための10のポイント<その1>

<ポイントその1>「地域としてのありたい姿」を写実的に描けているか

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グローカル歴丸1年、地域振興コンサルタントの加藤英里(通称・カトエリ)と申します。

主に行政・観光協会のクライアント様に対し、

当社のWEB集客ノウハウを活用した「地域集客コンサルティング」を行っております。

 

「地域プロモーションの費用を抑えたい」「今やっている取り組みの効果が見えない」

地域集客の現場でお聞きする悩みのネタは尽きません。

そんなお悩みを少しでも解決できればと、地域集客を見直す上での大切なポイントを

10個にまとめました。ぜひご参考ください。

 

ポイントの1つ目は、

『「地域としてのありたい姿」を写実的に描けているか』ということです。

 

地域集客に取り組むにあたり、「宿泊客数」や「経済波及効果」など、

具体的な数値目標を立てている地域は多いかと思います。

しかし、「宿泊客数」や「経済波及効果」の数値目標を達成したときに、

その地域がどのような状態になっているのか、

写実的なイメージを描けている地域は少ないのではないかと思います。

 

“写実的なイメージ”とは、

その町を訪れる観光客は、どれくらいの年代の人で、

誰と来ていて、どんな風にその町で過ごし、どう感じているか。

また、町の人たちはどんな風に生活し、どのように感じているか…など、

具体的な状態のこと。

話を聞いた際に、思い描くイメージが誰でもおおよそ同じになるくらいまで、

各論の内容に落とし込み、明文化します。

 

写実的なゴールイメージを持っている方が、

実施予定の取り組みが将来像のどの部分に繋がるか判断しやすいため、

結果的には事業の最適化にも繋がります。

「この取り組みはいい取り組みだけど、○○な状態を目指すうちの地域には必要がない」

と、感覚値ではなく、明確な基準を持って施策の取捨選択ができるのです。

 

地域も人と同じで、思い描いた以上の状態にはなりません。

地域としてどうなりたいかという写実的なゴールイメージがあって初めて、

それを実現するための最適な施策を考えることができるのだと思います。

 

ぜひ皆様の地域でも、関係者を集めて、

理想的な地域の姿をディスカッションしてみてください。

加藤英里
この記事を書いた人
マーケティング戦略事業部
加藤 英里

新卒で入社したリクルートにて、地域振興事業の立ち上げから推進まで9年間従事。プロモーション企画立案、ご当地グルメプロデュース、イベント主催などの他、講演やセミナー講師も務める。2014年5月から現職。BtoB・BtoC問わず、病院・結婚式場・メーカー・レジャー施設などのWEB集客コンサルティングに従事。