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採用戦略

採用活動がうまくいかない中小企業のほとんどが軽視している採用サイトの重要性

中小企業の採用活動で最も重要なこと

 

中小企業の採用活動において、
最も重要と言ってもいいものが
「充実した採用サイト」です。

 

しかし、ほとんどの企業が
募集要項(給与や勤務時間、福利厚生など)
のみを記載している採用ページを1ページ、
コーポレートサイトに用意するに
とどまっています。

 

採用と考えるとイメージがわきづらいので、
友人と食事をする際の
飲食店選びになぞらえてみましょう。
下記2つの飲食店のうち、どちらが
魅力的に感じられるでしょうか?

 

①飲食店Aのケース
飲食店Aのホームページには、
料理の写真や料理長の調理風景の画像があり
料理に対するこだわりや
創業の想い、経緯などが掲載されている。

 

②飲食店Bのケース
飲食店Bのホームページには、
料理の写真と値段などのテキスト情報のみが
掲載されている。

 

いかがでしょうか?
仮に同じクオリティの店だとしても、
飲食店Bを選ばないのではないでしょうか。

 

飲食店Aと飲食店Bを比較すると
明らかに飲食店Aの方が情報が豊富なため、
来店の意思決定をする際の不安を
払拭してくれるように思われます。

 

話を採用に戻しますと、
採用ページに募集要項のみを載せている企業
はここでいう飲食店Bのようなものです。

 

そういった企業は、
求職者が入社の意思決定をする上での
不安を払拭をするのに十分な量の
情報を提供しているとは言い難い状況
にあるのです。

 

有料求人媒体はコーポレートサイトの代わりにならない

 

「だからこそ、
リクナビNEXTやマイナビのような
有料求人媒体を出しているんだ」
という声が今にも聞こえてきそうですが、
こういった有料求人媒体に掲載していれば
十分なのでしょうか?

 

答えはNOです。
現代では有料求人媒体で
企業を見つけたとしても、
必ずコーポレートサイトは確認します。

 

コーポレートサイトの情報が古く
更新されていないような企業は、
他社に比べて雑な印象を
求職者に与えてしまいます。

 

どれだけ有料求人媒体において
良いことを言っていても、
素敵な写真を使っていたとしても、
それを補完しきれるものではありません。

 

語弊を恐れず言えば、
「お見合い写真はすごくきれいだけれども、
実際に会ってみたら
本人だと気がつかなかった」というような
印象を与えてしまうかもしれません。

 

有料求人サイトを有効活用をすることは、
採用活動において、非常に重要なことです。
しかし、だからと言って
「自社のコーポレートサイトなどでの
情報発信を怠って良い」
ということにはなりません。

 

「採用ページ」ではなく「採用サイト」を

 

採用サイトでは、
「企業の経営方針」、「経営者の事業に対する想い」、「各仕事の具体的な内容」、「既存社員のインタビュー」、「募集要項」、「人事制度の考え方」、「入社後のキャリアパス」など、
求職者が入社後がどのように活躍できるかを
判断するのに十分な情報を提供する必要があります。
だからこそ、採用ページではなく、
複数ページを用意する「採用サイト」
が重要であると言えます。

 

具体的な施策としては、上記のような
「豊富な情報を提供する採用サイト」か、
「採用サイトの代わりになるような通年掲載の求人サイトの活用」
のいずれかをお勧めいたします。

浅野 道人
この記事を書いた人
浅野 道人

新卒で入社した総合人材会社インテリジェンスにて法人営業を経験した後に、 経営コンサルティング会社にて大手から中小ベンチャー企業まで規模を問わず 人事領域のコンサルティングに従事。 その後、楽天にて人事・総務職、外資系人材会社にて営業マネージャー・人事職を経験。 現在、代表取締役として、WEB集客コンサルティング事業、組織・人事コンサルティング、キャリア支援事業を担当。