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採用戦略

中小企業が良い人材を採用しにくくなった本当の理由とは?

中小企業の経営者や人事として
採用を担当されている方であれば、
以前と同じように求人原稿を
大手求人媒体やハローワークに出稿しても
なかなか応募が集まらず、
良い人材が採用できない
と感じている方も
少なくないのではないでしょうか。

 

以前より採用が難しくなった原因

なぜ今、以前より採用をしにくくなったのか、
今後採用を成功させるためには
どうしていくべきなのかについて、
コメントしたいと思います。

 

大手求人媒体の掲載プランは、
5段階に分かれているケースが多く、
中小企業の多くは、
1か月の掲載料が50万円~60万円の
3番目プランを利用しているケースが
多いように思います。

 

以前は、この掲載プランで
良い人材の採用が出来ていたにも関わらず、
現在思うように採用が出来ていない
主な理由は、以下3つあります。

 

【採用がうまくいかない3つの理由】
1.自社の求人原稿が掲載されている場所が
かなり後ろの方にあり見られていない。

 

2.同業他社の求人原稿を比較しても
企業ごとの違いが見えずらい。

 

3.売り手市場のため、より条件の良い会社を
求職者が求めている。

 

それぞれ詳しく説明していきたいと思います。

 

1.自社の求人原稿が掲載されている場所が
かなり後ろの方にあり見られていない。

景気が良くなり、採用ニーズが高まると
求人サイトの掲載数が跳ね上がります。
某大手求人媒体にて、
「営業職・横浜市」で検索したところ、
443件中ヒットしました。

 

その中で、中小企業利用する
50万円~60万円の3番目プランは、
235番目~282番目の間で
ランダム表示されているようでした。

 

経営者・および人事採用担当者として、
235番目~282番目に掲載される求人原稿を
見る求職者はどのくらいだと
思われるでしょうか。

 

大手求人媒体に登録されている方は、
100万人~250万人と幅がありますが、
それだけ人数がいたとしても、皆さんの会社に
応募がどれくらいあるかを考えれば、
登録数がどれだけ多くとも、
今までのやり方では、応募には至らないという
事実があるのではないでしょうか。

 

そもそも、200件以上もじっくり
求人票を見る方がどれだけいるか
ということです。

 

優秀な方ほど、大手企業の求人を
10~100件程度見て、その中の数社に
応募するのが普通であると思います。

 

2.同業他社の求人原稿を比較しても
企業ごとの違いが見えずらい。

採用戦略のご提案を日々している中で、
ある企業の経営者にプレゼンテーションを
行う際に、某大手求人媒体に掲載されている
「大手広告代理店Aの求人原稿」を
社名だけ競合であるB社の社名に入れ替えて
お見せしたことがあります。

 

その経営者の方は、
求人原稿を最後までお読みになりましたが、
何も違和感を感じなかったと
おっしゃられました。

 

しかし、本来A社とB社は、
どちらも大手広告代理店とは言え、
社風もビジネスに対する進め方も
まったく異なります。

 

社名を変えても違和感のない求人原稿は、
求職者に対して
訴求力があるといえるでしょうか。

 

大手広告代理店というだけで、
A社とB社の求人原稿に差を
まったく感じられなければ、
社風や仕事の進め方の違いなどは
表現されていないため、
応募者は条件面を主として
選ぶのかもしれません。

 

3.売り手市場のため、より条件の良い会社を
求職者が求めている。

求職者が転職をしようとした際、
売り手市場であれば、
本来その会社が求める採用要件と比較して、
自身のスキルや経験が足りなくても、
人手不足を解消するために、企業は積極的に
採用しようとするため、
転職がしやすくなります。

 

このような状況下では、
人材が求職者にとっての人気企業に集まるため、
不人気業界と言われる業界の会社、
特に中小企業は途端に
採用がしにくくなります。

 

こうなると、条件を良くしようとする
経営者が多いですが、
給与水準やその他の条件を良くしたところで、
優秀な人材を確保することは
難しいと言えます。

 

求職者が、自社の求人原稿を見て、
条件はもちろん、自社で働くことで
「将来なりたい自分」になれることを
確信できれば、応募してもらえます。

 

求職者にとっての「より良い条件の会社」とは、
給与や働く時間、その他就業環境だけでなく、
「キャリアアップや理想の働き方が実現できる」
ということ含まれます。

 

ペルソナを明確化した採用活動を

いかがでしたでしょうか。
「採用がうまくいかない3つの理由」と題して、
3つのポイントを挙げさせていただきましたが、
従来の採用活動を続けても
採用がうまくいかない、
さらに、採用費用を追加して、
高額の求人掲載プランに出せば
採用がうまくいくわけではないことが
ご理解いただけたと思います。

 

上手くいく採用活動のためには、
採用したいターゲット像である
ペルソナを明確にし、会社として、
入社後どのような環境を提供でき、
ペルソナが求める「理想の自分」に
近づける環境であることを、
明示することが重要と言えます。

 

もし、採用活動がうまくいっていないと
思われているのであれば、
この機会に、自社の採用活動を、
前述のような観点で見直されては
いかがでしょうか。

 

 

弊社では、上記のような
求人が抱える問題に対応した、
企業の社風や働き方などについて注目し、
詳細なペルソナ立てを行った求人原稿を
作成・掲載する採用サイト
「GLOW」を運営しています。

 

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採用に関する無料相談を受付ております。
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浅野 道人
この記事を書いた人
浅野 道人

新卒で入社した総合人材会社インテリジェンスにて法人営業を経験した後に、 経営コンサルティング会社にて大手から中小ベンチャー企業まで規模を問わず 人事領域のコンサルティングに従事。 その後、楽天にて人事・総務職、外資系人材会社にて営業マネージャー・人事職を経験。 現在、代表取締役として、WEB集客コンサルティング事業、組織・人事コンサルティング、キャリア支援事業を担当。