「WEBサイトで接客をする」という考え方が必須な理由
WEBサイトがビジネスツールとして当たり前に使われるようになった現在では違和感がなくなってきましたが、それでも「WEBサイト=カタログ」という考え方の方がまだまだ大半を占めるように思います。
知らない情報を調べるのに、WEBは非常に便利です。スマホ利用が当たり前になった現代では、「情報=無料」と考えられるウエイトが増えたように思います。しかしながら、情報が溢れているのも事実。
情報にアクセスすることは容易ですが、膨大な情報の中から、自身が必要な情報をピンポイントで見つけ出すにはコツも必要になってきます。
こういった環境の中、世の中は便利なもので、その道の知見者が「まとめサイト」に情報をまとめて掲載する動きが活発化し、情報を求める方にとっては、こういったまとめサイトにアクセスすることで、知りたい情報の中でも、その道の知見者が厳選した過不足のない情報を見つけることが容易になってきました。
平たく言えば、必要な情報の中でも、「お勧めの情報を見つけやすくなった」と言えます。
こういったことが現在の情報収集の背景にあることを踏まえ、ビジネスにおいては情報を発信する必要があります。
カタログといえば、「自社の商品・サービスを網羅的に掲載するもの」と認識している方が多いのではないでしょうか。
網羅的に情報が掲載されているので、「ユーザー全員が、端から恥までひと通り目を通して、商品・サービスを選んでくれる」のであれば、問題ありませんが、前述のとおり、ユーザーは膨大にある情報をひとつひとつ検証して選ぼうとするのではなく、知見者がまとめている必要な情報の中でも過不足のない「お勧めの情報」を知りたいと考えています。
つまりは、「ユーザーは、提案してほしいと考えている」とも言えます。
このような状況を考えた場合、下記2つの内どちらが、ユーザーに支持されると思われるでしょうか。
A.カテゴリ別に網羅されているがニーズに対しての提案はないサイト構成
B.自身のニーズに合わせた提案のようにも感じるサイト構成
日々のWEB集客コンサルティングの実践経験からも、語弊を恐れず言えば、「B」が正解と言ってほぼ間違いないと思います。
WEBサイトで「接客をする」、「提案をする」、「営業をする」など言い方は様々ですが、サイトに訪れたユーザーのニーズに対して、適切に提案(レコメンド)することがもはや必須であると言えます。
手段としては、サイトのコンテンツを提案型のものにする、航空会社のようにチャット機能を付ける、amazonのようにレコメンド機能を付けるなど様々ありますが、最も重要なものは提案型のコンテンツと言えます。
その理由としては、実際の店舗を想像してみればあきらかで、店内に来店された顧客を店員がまったく声もかけず接客をしないということはあり得ませんし、科学的にも接客をして顧客のニーズにあった適切な提案を行うことで売上・利益が向上することは証明されています。
WEBサイトに訪れるユーザーは、店舗に訪れる顧客と捉えれば、WEBサイトにおいて接客が必要であることは、明らかです。
自社のWEBサイト(ECサイト含む)をこの機会にご確認頂き、「接客力の高いサイトコンテンツ」となっているかどうかをぜひご確認頂ければと思います。