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ペルソナとはどんなものなのか?意味からメリットまで徹底解説!

商品やサービスの開発やマーケティングはもちろん、近年では採用活動に至るまで、「ペルソナ」という考え方は広く用いられるようになりました。

しかしながら、
「ペルソナという言葉はよく聞くが、結局どのようなものかよくわからない」
「ペルソナを作っても、どのような場面で活用するのかイメージが湧かない」
「ペルソナを設定をすると、どのようなメリットがあるのかわからない」
など、お悩みの方も多いのではないでしょうか。

当記事では、マーケティングや採用など様々なビジネスシーンで活用していただけるよう、ペルソナについて解説していきます。

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ペルソナとはどのようなものか

そもそも「ペルソナ」とは

「ペルソナ」という言葉は、元々は仮面を意味するラテン語「persona」が由来のマーケティング用語です。

心理学者のユングが「人間の外的側面」といった意味でペルソナという言葉を使用したことがきっかけで、ビジネスにおいて「人」や「人格」といった意味のマーケティング用語として使われるようになりました。

「プライベートな部分まで詳細に設定したユーザー像」をイメージするため、氏名・年齢・性別・居住地・家族構成などの基本的な項目から、職業・役職・年収などの就労環境、趣味・価値観・生活様式などを設定します。

ターゲットとペルソナの違い

マーケティングにおいて、同じくユーザー像を意味する「ターゲット」という言葉があります。商品やサービスのユーザー像という意味では同じですが、ターゲットは「同じ属性を持つユーザーのグループ」を表し、ペルソナは「そのグループに属する一人の人物」を表します。

 

具体的な違いを示すため、ターゲットとペルソナの設定する項目の例を以下に記載します。

・ターゲット「同じ属性を持つユーザーのグループ」
年齢:20~30代
性別:女性
職業:OL
趣味:化粧品が好き

・ペルソナ「そのグループに属する一人の人物」
名前:田中恵子
年齢:26歳
性別:女性
住居:東京都世田谷区三軒茶屋に1人暮らし
家族:30歳の既婚者の姉がいる
職業:都内のSaaSベンチャーで営業職として働く
趣味:購入した韓国系コスメをInstagramに投稿している
趣味:美容系YouTuberや女優・モデルのInstagramを日ごろからチェックしている

 

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ペルソナはいつ設定するのか、なぜ必要なのか

ペルソナの設定はいつ行うのか

戦略や具体的な施策を決定する際にペルソナの設定を行います。

具体例は以下の通りです。
・マーケティング戦略の策定
・コミュニケーション戦略の策定
・サービスやプロダクト開発
・採用戦略の策定

なぜペルソナが必要なのか

なぜ、以上のような場合にペルソナを設定するのでしょうか。インターネットやスマートフォンの普及など社会の変化によって、ユーザーの情報の集め方や、商品・サービスに対するニーズが多様化しています。また、人口減少などが原因で競争も激化しており、競争相手と自社を差別化するための戦略の重要性が高まっています。

質の高い戦略を立てるためには、ターゲットのニーズや行動原理を深く理解することがポイントになります。そのためペルソナを使った「ユーザー像の明確化」が効果を発揮します。

 

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ペルソナを設定する3つのメリット

ペルソナ設定には、大きく分けて3つのメリットがあります。
1. ユーザーのニーズを理解できる
2. ユーザーイメージの共通認識が持てる
3. 方向性が固まる

それぞれ解説します。

1. ユーザーのニーズを理解できる

ペルソナを設定するためには典型的なユーザーを徹底的に分析する必要があります。
結果としてユーザーニーズを深く理解することにつながります。
ユーザーをイメージできれば、「いつ」「何を」「どのように」アプローチするか、「どうすれば惹きつけることができるか」など、具体的なプランが立てやすくなります。

2. ユーザーイメージの共通認識が持てる

「そこまで細かく設定する必要はないのでは?」と疑問に感じる方もいらっしゃるかと思います。

ユーザー像をイメージするといっても「若い女性」など大まかなレベルの情報共有だと、関わるメンバーによって異なるユーザー像をイメージしてしまう可能性があります。メンバー間の認識のズレは、無駄な作業や納期の遅れなどトラブルの原因になってしまうため、可能な限り避けなくてはいけません。

そこで、ペルソナという代表的なユーザー像を設定することで、異なる分野の担当者とでも共通認識を持つことができるため認識のズレが少なくなり、スムーズなプロジェクト進行に役立つのです。

3. 方向性が固まる

前述の通り、インターネットやスマートフォンの普及など社会の変化によって、ユーザーの情報の集め方や、商品・サービスに対するニーズが多様化しています。
情報を発信する側から見るとSNSやWEB広告など「施策の選択肢が多様化している」といえます。
そのような中でユーザー像があいまいな状態では、施策の絞り込みが難しく、投資が分散してしまうので、期待していた成果が得られないことがあります。
ペルソナを設定しておくと、ユーザーの行動を予測しながら施策の是非を判断できるため、投資にメリハリをつけやすくなるという効果があります。

まとめ

この記事では、ペルソナについて解説しました。

・ペルソナは「プライベートな部分まで詳細に設定したユーザー像」を意味するマーケティング用語であり、
質の高い戦略を立て、施策を決定する際に役立ちます。

・ペルソナを設定するメリットは3つあります。
1つ目は「ユーザーのニーズを理解することで具体的なプランが立てやすくなること」、2つ目は「ユーザーイメージの共通認識が持てることでプロジェクトをスムーズに進行できること」、3つ目は「方向性が固まることで投資の効果を高められること」です。

株式会社グローカルではこのペルソナの考え方に基づき、WEBマーケティングや採用強化、新規事業などの分野において、地方の中小企業を中心に支援を行っております。

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加藤英里
この記事を書いた人
マーケティング戦略事業部
加藤 英里

新卒で入社したリクルートにて、地域振興事業の立ち上げから推進まで9年間従事。プロモーション企画立案、ご当地グルメプロデュース、イベント主催などの他、講演やセミナー講師も務める。2014年5月から現職。BtoB・BtoC問わず、病院・結婚式場・メーカー・レジャー施設などのWEB集客コンサルティングに従事。