【あなたの会社はいくつ当てはまりますか?】タイムリーに良い人材を採用できる中小企業の特徴(7)
前回に続き、「タイムリーに良い人材を採用できる中小企業の特徴」の5つ目、
「6.社長が必ず面接して内定を出している。」
について触れたいと思います。
新卒者の採用においては、一部上場の大企業を除けば、ほとんどの会社の最終面接は
社長が対応し、内定を出していますが、中途採用になると、現場の部長や事業部長判断で
採用を決め、内定を出すケースも少なからずあります。
こういった対応が必ずしも悪いというわけではありませんが、離職率が高い企業であったり、
中々良い人材が採用できないという会社においては、部門の採用基準が経営視点になって
おらず、往々にして「スキル重視の即戦力採用」を実施しているケースが多く見られます。
部門主導の中途採用では、スキルや経験を重視し、入社後の教育コストを下げようとする
傾向がみられ、3年、5年、10年と言ったスパンで中途入社者がどのように活躍するかについての
見極めをするという意識に欠け、面接においてもキャリアパスや、応募者が何を求めて
転職活動を行っているかなどの確認をほとんど行っていない場合が多くあります。
こういった面接が行われる場合、現場でのマネジメントも目先の利益重視になりがちで、
入社したばかりの従業員にすぐに結果を求めたりするため、早期離職が多くなります。
こういったリスクを回避するためにも、最終面接は社長が実施し、入社してすぐ求めることや、
入社して3年後、5年後にはこうなってほしいという期待を応募者に伝え、内定を出すことで
入社率は高くなり、入社後の離職率も低くなります。
また、最終面接で社長が感じたことを、現場の部長や事業部長にフィードバックをすることで、
経営の意思を現場に伝えることができ、目先の利益ではなく、中途入社者に対しても、
中長期的な育成を行うことにつながります。
自社の採用活動で、このような取り組みがなされているか、一度ご確認されてはいかがでしょうか?
次回は、「7.緊急の採用枠とは別に、良い人材であれば随時採用を検討している。」について説明したいと思います。
※求職者・・・応募前の就職・転職希望者 ※応募者・・・企業の採用に応募をした求職者
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