【あなたの会社はいくつ当てはまりますか?】タイムリーに良い人材を採用できる中小企業の特徴(6)
前回に続き、「タイムリーに良い人材を採用できる中小企業の特徴」の5つ目、
「5.採用担当者に、エース社員を起用している。」
について触れたいと思います。
ベテランの新卒採用担当者の間では常識となっていますが、
「エース社員でないと、エース新卒は口説けない(採用できない)」
と言われています。
これは新卒採用に限ったことではなく、中途採用においても同様のことが言えます。
エース級の応募者であればあるほど、他社と競合することが多く、
新卒も含め、若手の応募者であればあるほど、将来自分がどのような成長を遂げられるのか
を重要視して、企業選びをする傾向にあります。
そのため、応募者自身の未来像とも言える、先輩であるエース社員が採用活動に、
面接担当やリクルーター、内定後のフォロー担当として関わることで、内定受諾率は
確実に上がります。
しかしながら、どの会社においても、エース社員は現場にとっても重要な戦力のため、
しばしば営業部門をはじめとするエースの所属部門と人事部とでエース社員の採用活動参加
について対立することがあります。
このような場合、部門間で調整することが難しいことが多く、中小企業であれば経営者の経営判断
が必要になってきます。採用活動を重要視数経営者は、ほぼ例外なくエース社員を採用活動に
注力させています。
自社の採用活動で、このような取り組みがなされているか、一度ご確認されてはいかがでしょうか?
採用の質向上、改善のためには、すぐできることもあればそうではないこともあります。
エース社員を育てることだけでなく、
そのエース社員に「エースになった後どうなってほしいか」も念頭に置いたマネジメントが有効と言えそうです。
次回は、「6.社長が必ず面接して内定を出している。」について説明したいと思います。
※求職者・・・応募前の就職・転職希望者 ※応募者・・・企業の採用に応募をした求職者