【セミナー実施報告】社員のエンゲージメントを高める、社内イベント活用法
「熱意のある社員が少ない…」「事業を現場に任せたが、思うように進まない…」
など、組織への課題を感じている経営者は多いのではないでしょうか?
企業価値の向上や生産性向上のカギとして注目されているエンゲージメント。
「会社と従業員が、双方に信頼度が高い状態」を意味する指標の一つです。
エンゲージメントを高める手段として活用すべきなのは、キックオフや周年パーティーなどの社内イベントです。
コロナ禍においてテレワーク化が加速する中で、オフライン・オンライン問わず、社員同士のコミュニケーションを創出する場としても注目を集めています。
本セミナーでは、これまで数々の企業の社内イベントの企画を通して社員のエンゲージメント向上に携わってきた実績を持つ、タメニーアートワークス株式会社の久野清文氏をお迎えし、エンゲージメント向上のポイントや、イベントを活用して成果に繋げた実例をご紹介いたしました。
(※1:株式会社リンクアンドモチベーション・「エンゲージメントと企業業績」に関する研究結果)
従業員のパフォーマンス向上に必要な2大要素
社内イベントを通して従業員に与えられる影響は大きく分けると、モチベーションとエンゲージメントの2つがあると言われています。モチベーションは行動を起こすための動機となる刺激や意欲、エンゲージメントは会社に対する愛着心や思い入れなどのことをさします。
モチベーションの高い社員の生産性は、モチベーションのない社員に比べ3.1倍高くなるという調査結果(※1)がでており、エンゲージメントが高まると業績の向上、離職率が低下するという調査結果(※2)がでています。このようにモチベーションとエンゲージメントを向上させることは、従業員のパフォーマンスの向上につながる為、とても重要です。
ではモチベーションやエンゲージメントはどのようにすれば上がるのでしょうか?
これらをあげるための有効な手段の1つが社内イベントです。
(※1)出典:ペイン・アンド・カンパニーとプレシデント社の共同調査
(※2)出典:日本の人事部「人事白書2019」
社内イベントを成功させるための2つのポイント
①イベントを開催する目的を明確にする
社内イベントをただ開催するだけでは、モチベーションやエンゲージメントの向上にはつながりません。
社内イベントを効果的に活用するには、イベントを通し従業員に「何を伝えたいか」「どう変わってほしいか」などの目的を明確にする必要があります。
組織の課題を改善するための「イベントの目的と対象」を設定し、それぞれに合った適切なコンテンツをイベント内に設計することで、イベントを開催する会社と参加する従業員、どちらにとっても満足度の高いイベントにすることができます。
②従業員の内発的動機付けを促すコンテンツを設計する
社内イベントを通してモチベーションやエンゲージメントを向上させるための鍵は、従業員の内発的動機付けを促すことです。内発的動機付けとは「自らやろう」とする力のことで、成長感や貢献感、安心感、帰属感などを感じることで促されると言われています。
例えば、表彰式で考えてみましょう。
人は表彰で賞賛されると、成長感や貢献感を感じます。また、表彰された従業員のナレッジやノウハウを他の従業員に公開することで、会社や個人に対しての理解が深まり、安心感や帰属感に繋げることもできるのです。
まとめ
「社員のエンゲージメントを高める、社内イベント活用法」でお伝えした、社内イベントを開催するメリットや活用法を紹介いたしました。エンゲージメントを高める組織づくりにご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
株式会社グローカルでは、地方の中小企業や、地方への参入を検討している中小企業の経営戦略策定支援を行っています。詳しくは地方の中小企業のための仮説思考型経営戦略策定支援をご覧ください。