【マーケティング戦略】ニッチな商品の販売戦略を考え、全体の売上を上げる方法!~ロングテール戦略について~
現在、インターネット上で商品を販売することは当たり前となってきました。
実店舗販売が中心の時代は、上位20%の人気商品が全体売上の80%を占めるといわれていました。
その理由としては、固定費がかかるため、さまざまな商品をおくことができず、売上が人気商品に依存しているという状況でした。
しかし、人気商品に依存していると、人気が低迷したりブームが過ぎると売り上げが上がりにくくなります。
そこで、インターネット上で販売をすることによって、特定の商品の販売だけではなく、さまざまな商品を幅広く展開できるようになり、利益を確保しやすくなりました。つまり、人気商品に依存せず、売上を長期的に安定させ、維持することが可能となったということです。
売上の伸ばし方がわからない、自社のマーケティング戦略を見直したいと悩んでいる方に本コラムを参考として頂ければと思います。
ロングテール戦略とは
ロングテール戦略とは、売れ筋の良い商品よりもニッチな商品の販売量を積み上げることで、全体の売上を大きくするという戦略です。
Amazonがこのロングテール戦略を成功させたことにより、注目されるマーケティング手法となりました。
例えば、服を売っている会社であれば、S・M・Lサイズの販売を中心に扱い、それ以外のサイズ展開はしていないアパレルショップも多いですが、
SSやXLなどは確かな需要があり、サイズ展開を多くすることは他社はあまり狙わないゾーンとなります。
結果、ニッチな商品の販売を積みあげることで、全体の売上を大きくすることになります。
Amazonだけでなく動画配信サービスのNETFLIXなどもロングテール戦略で成功した例となります。
■NETFLIX
月額動画サービスのNETFLIXもこのロングテール戦略で成功したといわれています。
動画視聴のコンテンツサービスのため、小売りのように在庫を抱えなくて良いですし、
月額金額を払えば、動画コンテンツを視聴することができます。
需要が少なく、年に数回の視聴機会しかないデジタルコンテンツでも、それを視聴するために、NETFLIXに登録をします。
結果、幅広く取り扱うことで大きな売上が得られます。
デジタルコンテンツを扱うサービスは、まさにロングテール戦略が当てはまります。
まとめ
商品の売上のあげ方として、ロングテール戦略を活用している企業も数多いですが、実はWEB広告でも同様の手法を使うことができます。
商品を購入したい人のみにWEB広告費を投資するのではなく、商品を購入したいと思っていそうな人にもWEB広告を配信することで、安定的な問い合わせ数を確保する結果につながります。
WEB広告に投資をするものの、売上がなかなか上がらず困っている方や、そもそも誰にどうアプローチをしたら良いかわからないという方は、お気軽にご相談ください。
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