【中小企業の採用強化】中小企業の採用を劇的に変える「カジュアル面談」
中小企業において、採用活動は事業を伸長させるために、最も重要で注力すべき企業活動のひとつです。採用活動の中で、応募者と最初に接点を持つ場面は、応募者に自社理解を促し興味を持ってもらえるようにする上で、特に重要となります。従来型の採用では、最初の接点として会社説明会を行う企業も多くありますが、中小企業にとっては、大々的に説明会を行うためには、応募者を複数集めることに加え、説明会運営のための工数がかかるため、継続的に開催することが難しいのではないでしょうか。中小企業のそうした実情を踏まえ、中小企業が応募者と最初の接点を持つ際にお勧めしたい手法が「カジュアル面談」です。
カジュアル面談は応募者との接点が持ちやすく、事前の手間も面接の準備程度ですので、継続もしやすい採用手法です。
このページでは、中小企業経営者が人材採用において必ず押さえておきたい「カジュアル面談」のポイントについて解説したいと思います。
応募者との接点を創りやすく、応募者をグリップしやすいカジュアル面談
中小企業の事業伸長を加速させる人材を採用するためには、まず応募者との接点を多く作ることです。そして、自社の採用要件に合う応募者に対しては、自社に対する興味関心を高めることが重要です。カジュアル面談という採用手法は、正式な応募ではないため、自社に少しでも興味を持つ方との接点を作り、面談の中で人柄やスキル面などをある程度判断できるため、有効な採用手法と言えます。
中小企業の事業を加速するカジュアル面談3つのポイント
1.自社に興味のある方であれば会うというスタンス
2.面談希望者の転職・就職希望の簡易ヒアリング
3.自社に入社した場合のキャリア形成についてのプレゼン
「1.自社に興味のある方であれば会うというスタンス」について
求人サイトや採用サイト、SNSなどでカジュアル面談の希望者を募る際には、自社に興味があれば特に面談の準備などしなくても気楽に応募して問題ない旨を明記することがポイントです。また、過去に社員などのリファーラルから採用に至った場合で、最初の接点が面談であったケースがあれば、カジュアル面談をきっかけとして入社した事例として紹介すると、面談希望者はより応募しやすくなるため有効です。しかしながら、興味があっても採用基準を満たさない可能性のある方は最初にスクリーニングをかけるべきなので、面談希望の条件を明記することは必須です。
「2.面談希望者の転職・就職希望の簡易ヒアリング」について
カジュアル面談は通常、30~60分程度実施されることが多いですが、いずれにせよ短い時間であるため、面談時間を有効に使う必要があります。そのため、前半5分程度はなぜ自社に興味をもったのかをヒアリングしてから、自社の説明を行うことが需要です。その際は、面接の質問のようにならないように気を付けながら、あくまでも自社の説明をポイントを抑えて伝えるために必要であることを最初に伝えることで、スムーズに自社に興味を持った理由を引き出すことが可能です。
「3.自社に入社した場合のキャリア形成についてのプレゼン」について
カジュアル面談において、応募者が自社に興味を持った理由を踏まえ、10~15分程度を目安として自社の取り組みや強味、魅力などを説明します。また、残りの時間については、仮に入社した場合にはどのような経験を積むことができるかをキャリアパスの観点から説明することで、応募者がよりイメージしやすくなり、正式応募への意欲を高めることが可能です。注意点としては、カジュアル面談でのやり取りを踏まえ、入社後に活躍するイメージが持てる方であれば、ぜひ選考に進んでもらいたい旨をその場で伝えることが重要です。
中小企業において有効な採用手法であるカジュアル面談を実施するにあたり、上記3つのポイントを満たすことは、事業伸長に資する採用活動を行う上で非常に重要な取り組みであると言えます。
3つのポイントをすべて満たすことが望ましいのは間違いありませんが、出来るところから適宜着手することで、効果を期待できます。
まとめ
今後人口減少が続く中、中小企業は従来の採用手法にとらわれることなく、有効と思われることであれば積極的に試していく姿勢が非常に重要となります。カジュアル面談という採用手法は、中小企業にとって応募者との接点を創り出すだけでなく、応募者の入社意向度を上げるための有効な手段であることは間違いありません。
カジュアル面談は、求人サイトや採用サイト、SNSなどでカジュアル面談の希望者を募る告知をするだけで始められますので、中小企業にはぜひ取り組んで頂きたいと思います。
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