予約・残室管理システムを活用した顧客データ作成方法② 『ねっぱん』編
売上の推移を見るためには、前年同月の動きと比較することが大切です。前年との比較で、予約の入りはどうか、客単価はどうか、平均利用人数はどうか…etc、顧客動向は集客を考える上で最も重要なデータと言えます。
特に、閑散期はどの地域のお客様が多いのかを知ることで、WEB広告をどう展開していくかの戦略が立てられるなど、マーケティングの面でも活用できます。
今回は『ねっぱん!』のデータ抽出方法をご紹介します。
『ねっぱん!』宿泊データ抽出手順
①『予約管理』から「宿泊者カードの設定」をクリック
②『CSVファイルフォーマットの選択』 「ねっぱん!予約単位版」が選択されていることを確認したら「更新」をクリック
③『予約管理』から「予約一覧/詳細」をクリック
④『状態指定』 キャンセルのチェックを外す
⑤『期間指定』 該当期間を入力
⑥『検索を実行する』をクリック
⑦『予約データ出力』をクリック
以上が『ねっぱん!』でのデータ抽出方法です。
『ねっぱん!』では1年以上データを遡って抽出できますので
過去1年分のデータをすぐに得ることができます。
例えば、その場で予約受信日とチェックイン日の日数を比べてリードタイムの変化を見たりと、
前年との違いを対策をすぐに打つこともできるでしょう。
データ分析方法については、追って別のコラムでご紹介します。
まとめ
データの抽出で気を付けたいのは自社サイトからの予約です。顧客からの電話連絡であえなくキャンセルになった場合、ホテルシステム上での予約をそのままにしている、ということはないでしょうか。より正確なデータをお求めなら、OTAと同様に予約のキャンセル処理を自社サイトの予約システムでも行い、予約・残室管理システムにデータを通してください。(交通機関の不通や災害などで、大量にキャンセルになる場合、実データとの差が大きく出てしまいます。)
今まで長年の間に培った集客センスも、今後のニューノーマル時代の顧客動向に通用するとは限りません。1年もデータを溜めこむことが出来れば、季節毎の予約ピークや、土・休前日以外に宿泊の多い曜日(値上げのチャンス)など可視化できます。これを機にデータで集客戦略を練ってみるのはいかがでしょうか。
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