【SNS編⑨】「LINE公式アカウント」アカウント作成と運用のポイント〈後編〉
前回の記事(https://www.glcl.co.jp/column/11418/)では、LINE公式アカウントの作成方法について解説しました。この記事では、LINEの基本的な機能と、その活用/運用において押さえておきたいポイントを考えていきます。
LINEの基本機能
LINE公式アカウントには、フリープランだけでも多様な機能を活用することができます。
・メッセージ配信
「友だち」追加したユーザーに対して、メッセージを送ることができる機能です。メッセージの送信可能総数はプランごとに異なり(前回記事参照)、登録しているユーザーに一斉に送ることも、性別や居住地などでセグメントして送付することも可能です。
・タイムライン投稿
「友だち」のLINEのタイムラインに情報を投稿できる機能です。TwitterやFacebookの投稿のように、ユーザーがコメント/スタンプを押すことができ、「友だち」以外への拡散が見込めますが、投稿は順次更新されていくため、読まれる前に流れてしまうこともあります。こちらは送信数に制限がありません。
・LINEチャット
ユーザーからのメッセージに対して、LINEのトークと同様の形式で直接コミュニケーションを取ることができる機能です。スマートフォンだけではなくPCでも対応可能なので、ビジネスでも利用しやすい仕様となっています。
・リッチメニュー
LINE公式アカウントのトーク画面を開いた際に、画面下部に表示されるメニューのことです。通常のLINEであれば入力用のキーボードが表示される部分に、画像によるメニューを表示することで、ユーザーの行動喚起につなげています。
・ショップカード
お店のポイントカードと同様に、LINE上でスタンプ/ポイントの管理ができる機能です。リピーターの拡大に加え、上手く活用することでお店でのオペレーション軽減にもつながります。
・クーポン/抽選機能
ショッピングや来店時に利用できるクーポンを作成することができる機能です。作成したクーポンは、上記のメッセージやタイムラインの機能を使って配信します。
上記の機能はいずれも、無料アカウント~有料アカウント問わず、利用することができる「基本機能」です。上記のほかに、別途有料のオプション機能も存在します(例:MessagingAPI:ユーザーのメッセージに対して自動で返信する機能)。
多機能ゆえに「目的の明確化」が運用のコツ
上記のように、LINE公式アカウントは多機能なツールであるが故に、自社が何を目的とするのかが明確化していないと、工数ばかりがかかってしまい、逆に生産性が落ちてしまう、という事態にもなりかねません。LINE公式アカウントは、既存顧客(=友だち)に対して効果を発揮するツールであり、顧客のリピーター化、ファン化に適したツールです。メールよりもLINEのメッセージのほうが身近になっている現在では、既存のメールマガジンの代わりに、LINE公式アカウントを利用してメッセージの到達度をUPさせている企業も多いでしょう。一方で、TwitterやFacebookほど拡散性が高くないため、新規顧客獲得のためには別の施策と組み合わせる必要があります。
上記の基本機能からLINE公式アカウントの特性を理解し、自社の課題と照らし合わせることで、LINE公式アカウントが必要かどうか、また必要な場合は有効活用するための目的の設定が可能になるでしょう。
まとめ
私たちが普段気軽に使用しているLINE。そのプラットフォームを活用したLINE公式アカウントは、まさにユーザーの生活の延長上にあり、上手く活用することで企業のファン化を加速させることができます。一方で、新規顧客開拓には他の手法と組み合わせる必要があるなど、自社の目的によってこのツールが適正かどうかを判断する必要があります。
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