アフターコロナに狙うべき旅行・観光のターゲット層とは
本格的なレジャーシーズンを迎え、コロナ対策を行いながらも集客やプロモーションを再開しつつある宿泊施設やレジャー施設も多いのではないでしょうか?
今までの常識が通用しないwithコロナ・アフターコロナの時代において、旅行・観光のターゲットはどこに設定すればよいのかー。その答えを探るべく、リクルートじゃらんリサーチセンターが行った「新型コロナウイルス感染症の旅行市場への影響」調査を紐解いてみたいと思います。
時期によってターゲットを変えて集客を行うことが肝要
「新型コロナウイルス感染症の旅行市場への影響」調査では、「2020年の夏休み(7月中旬~8月頃)前まで」「2020年の夏休み(7月中旬~8月頃)中」「2020年秋~年末ごろまで」「2021年以降」の4つの時期における『希望する国内宿泊旅行スタイル』を聞いています。それぞれの時期で旅行・観光におけるニーズが大きく異なっているため、今年から来年にかけての集客・プロモーションに関しては、時期によってターゲットを細かく変えていく必要があると言えるでしょう。
①2020年の夏休み前
他の時期と比較し、「居住地の都道府県内の旅行」の割合が多いのが特徴です。「宿泊施設にとどまりあまり外を出歩かない旅行」の割合が高いため、旅館・ホテルにおいては、館内での過ごし方の提案が重要になると考えられます。また、「ひとり旅」の需要も高いことから、一人でも泊まれる宿泊プランも展開すべきでしょう。
②2020年の夏休み
夏休みということもあり、「家族連れ(子連れ)」旅行の割合が上昇します。夏休み前と比較し、「居住地の都道府県内の旅行」は大きく減少しますが、「近隣(隣接)県よりも遠い地域への旅行」の割合は他の時期と比べて低く、居住地としての狙い目は、「居住都道府県の近隣(隣接)県への旅行」つまり、近隣(隣接)都府県からの集客が狙い目です。
③2020年秋~年末ごろ
他の時期と比較し、「夫婦旅行」の割合が多くなります。また、家族以外の「友人・知人との旅行」のニーズが復調します。夏休み前までは割合が少なかった「安く行けるところ」というニーズも増加します。閑散期については、コロナ対策をしっかり行っていることが大前提ではありますが、ある程度価格訴求でも取り込める可能性が考えられます。
④2021年以降
「近隣(隣接)県よりも遠い地域への旅行」の割合が増え、「飛行機で移動する旅行」も大きく増加します。「ひとり旅」「夫婦旅行」「家族旅行」「友人・知人との旅行」などの割合も安定し、ターゲット別の宿泊プランをバランスよく展開していくことが有効です。
まとめ
大々的に集客やプロモーションを行うことが難しいwithコロナ・アフターコロナ時代においては、その時期に動くであろうターゲットに対し、ピンポイントでアプローチを行っていく必要があります。調査データを参考に、ぜひ貴施設でのターゲットや集客・プロモーション方法を検討してみてください。
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※出典
「新型コロナウイルス感染症の旅行市場への影響」調査(リクルートじゃらんリサーチセンター調べ)
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