【中小企業の採用】中小企業にこそ、オンライン説明会②
前回の記事では、オンライン説明会のメリットと、中小企業が取り組むべき理由について解説いたしました。
低コストで場所を選ばず開催できるオンライン説明会は、中小企業でも取り組みやすく、とりわけ地方の企業にとっては、東京の大学に通っているⅠターン希望の就活生へのアプローチが容易にできるようになるという利点があります。
一方で、開催に当たりオンラインならではの注意すべきポイントもあります。
この回では、実際にオンライン説明会を行う時の入門編として、注意すべきポイントを説明いたします。
始めてのオンライン説明会、これだけは確認!
①ツールの選定
様々なオンライン会議用ツールがありますが、最初はZOOMなどのメジャーで安価なツールをお勧めします。ZOOMなら、参加者側も使い慣れている場合が多いので案内がスムーズです。注意点としては、無料のアカウントは3名以上の参加で40分の利用制限がついてしまうため、一番安い有料アカウント(プロ)を会社で1つは持っていたほうが良いでしょう。
②内容の選定
オンラインでのコミュニケーションは、特に複数人が相手の場合、その反応がリアルタイムで追いにくく、講義のように一方的な説明になりがちです。参加者のエンゲージメントを向上させるためには様々な打ち手が考えられますが、まずは以下のような取り組みをしてみてはいかがでしょうか。
・質問の時間を説明会の最後にまとめてとるのではなく、テーマごとに質問を取り上げる(チャット機能の活用も有効)
・説明会の冒頭にアンケートを設けて、興味、関心がある点を事前にリサーチし、説明会の中で都度取り上げる
・「スライドを投影するだけ」はNG。質問をしている時間は講師のカメラに切り替えるなどして、参加者の注意を惹きつける
また、説明会は長くとも1時間程度としましょう。これは採用の説明会に限らず、オンラインセミナーなどでも推奨されている参加者が集中できる時間の目安と言われています。
③開催日時の設定
オンラインならではのメリットを最大限活用し、参加者のスケジュールを考慮した開催日時の設定を行いましょう。また、録画機能を活用して、日時を問わず説明会を配信することも可能です。自社の採用ページがある企業であれば、説明会の動画を載せておくことも良いでしょう。ただし、動画を活用する際は、先述したように一方的な内容になりがちなので、テーマごとに細切れにするなど、参加者の見やすさを考慮した工夫が必要です。
まとめ
オンライン説明会は、リアルで行っている説明会を転用するだけではなかなか上手くいきません。オンラインという特性を生かすためにも、まずは上記で述べた注意点から改善してみてはいかがでしょうか。
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