【中小企業の採用】中小企業にこそ、オンライン説明会①
新型コロナウイルスの影響で、図らずも企業のIT化が一層加速しています。企業のビジネススタイルは、会社に出勤する→在宅勤務、訪問の商談→オンライン商談と、今まさに大きく様変わりしており、中小企業も変化対応を求められています。採用も例にもれず、オンラインでの面接や説明会が増加しており、既存の手法では通用しなくなる企業も多いでしょう。
この記事では、オンライン化が進む採用手法の中でも、中小企業が取り組むべき「オンライン説明会」について言及いたします。
説明会は大手企業が有利?オンライン化で中小企業にチャンスあり
採用説明会と言えば、昨年まではリアルの場での「合同採用説明会」が主流でした。展示会場に多くの企業が立ち並び、ターゲットに声をかけて集客する。資金力のある企業は広いスペースを設けることができ、そのブランド力で集客することが可能ですが、ブランド力の高くない中小企業にとっては非常に戦いにくい場であり、そもそも出展できない企業がほとんどでした。
しかし、新型コロナウイルスの影響でリアルの場での説明会はすべて禁止となり、舞台がオンラインに移ったことで、戦い方は大きく変わりました。オンライン説明会は従来のリアルな説明会にはない、いくつかのメリットがあります。
【オンライン説明会のメリット】
・コストをほとんどかけることなく実施ができる
何十万円とする合同説明会の出展費用や、個別で開催する際にかかる会場代のコスト、来場時にお渡しする配布資料の印刷代などのコストが不要です。PCと通信環境、カメラとマイクがあれば、誰でも配信が可能です。
・参加しやすい
参加者は、スマートフォンやPCがあれば、場所を選ばず気軽に参加することができるようになりました。企業や会場に訪問する必要がないので、「ちょっと興味があるから聞いてみよう」など、以前より説明会に参加する心理的ハードルが低くなっています。
・何度でも開催可能
オンラインでLIVE配信(生放送)を行う以外に、録画したものを配信する方法もあります。録画をしておけば、マンパワーの少ない中小企業でも説明会を複数回開催することができます。
録画は撮り直しがききますので、「初めての説明会で、いきなり人前で話すことはハードルが高い」という方にもおすすめです。
まとめ
中小企業にとって、時間やコストの制約を受けることなく開催できるオンライン説明会は、有効な手段です。とはいえ、オンライン説明会を行うにあたり注意すべきポイントもあります。次回は、中小企業のためのオンライン説明会の始め方について解説いたします。