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地域集客

カトエリの地域集客を見直すための10のポイント<その5>

「地域プロモーションの費用を抑えたい」「今やっている取り組みの効果が見えない」

地域集客の現場でお聞きする悩みのネタは尽きません。

そんなお悩みを少しでも解決できればと、地域集客を見直す上での大切なポイントを

10個にまとめました。今日は5つ目のポイントのお話です。

 

■前回のポイントはコチラからどうぞ

https://www.glcl.co.jp/local-pr/post/588

 

前回は、『狙いたいターゲットの具体像を描く』というお話をしました。

では、なぜターゲット像を具体的に落とし込む必要があるのでしょうか?

それは、ターゲットの『顕在ニーズ』はもちろん、『潜在ニーズ』を明確にするためです。

 

ちなみに、弊社で行う集客施策は全て「明確なターゲット戦略」に基づいています。

それはなぜか?

答えは、ターゲットの『顕在ニーズ』はもちろん、『潜在ニーズ』を明確にするためです。

 

旅行やおでかけにとっての『顕在ニーズ』は、

「温泉に行きたい」や「ドライブに行きたい」というようなものです。

そうしたニーズを持ったターゲットに対しては、

様々な地域や宿が、「うちの温泉は最高ですよ!料理も美味しいですよ!」

とこぞってアプローチします。

 

そうすると、当たり前ですが主導権は選ぶ側のターゲットが持ち、

そのターゲットは、似たような地域や宿を比較検討して、

「一番いいところ」という意思決定をします。

いわゆる『相対評価での意思決定』です。

 

この意思決定で選ばれるためには、

そもそもその地域や宿が持っている「ブランド力」と

どれだけ多くのターゲットに情報を伝えることができるか、

という「情報発信力(≒資本力)」の掛け算、

つまり、「ブランド力」×「情報発信力(≒資本力)」=「集客力」の戦いになります。

 

もちろん、上記のような『顕在ニーズ』を引っ張るプロモーションも、

集客施策としては非常に重要です。

しかし、「ブランド力」をつけるには時間がかかりますし、

「情報発信力(≒資本力)」にも限界があり、消耗戦になってしまいます。

 

その戦いに巻き込まれないために、

また、ある程度『顕在ニーズ』を取り込めている地域や宿にとっては、

さらなる白地マーケットを取り込むために、

他と競合しない『潜在ニーズ』へのアプローチをしてみませんか?

 

次回は、『潜在ニーズ』へのアプローチ方法をご説明します。

加藤英里
この記事を書いた人
マーケティング戦略事業部
加藤 英里

新卒で入社したリクルートにて、地域振興事業の立ち上げから推進まで9年間従事。プロモーション企画立案、ご当地グルメプロデュース、イベント主催などの他、講演やセミナー講師も務める。2014年5月から現職。BtoB・BtoC問わず、病院・結婚式場・メーカー・レジャー施設などのWEB集客コンサルティングに従事。