売上・利益が上がる組織とは?Vol.3
前回は、「リピーターを増やすコツは、サービスを提供する従業員
が、気持ち・金銭的に充実してやりがいを持ち働ける環境を、
いかに整備するかである」について解説をさせて頂き、
それには「具体的な2つの方針がある」と締めました。
今回はその続編です。
【従業員がやりがいをもって働き続けられるための環境整備2つのポイント】
1.これまでの従業員の評価の仕方、給与への反映を継続する。
2.従業員目線を取り入れた、人事評価・給与制度に刷新する。
「1.これまでの従業員の評価の仕方、給与への反映を継続する。」とは?
従業員の働きぶりやサービスクオリティが経営者の満足レベルを満たしており、
平均勤続年数も経営者の期待値通りである場合は、当面問題はないので、
3~5年は現在の方針を継続して良いと考えます。
「2.従業員目線を取り入れた、人事評価・給与制度に刷新する。」
従業員の働きぶりやサービスクオリティが経営者の満足レベルに達しておらず、
平均勤続年数も3年以内と非常に短く、採用活動にも苦労しているという場合は、
なるべく早いタイミングで施策を打つ必要があります。
経営目標を達成するためには、
「従業員が、自らサービスクオリティを上げる努力を行い、自らの成長に
対して前向きに取り組み、事業の発展のために邁進している」
必要があることは言うまでもありません。
この中でも特に「従業員が自ら努力をしたくなる仕組み」は不可欠です。
つまり、「自分の成長が会社の利益につながり、その成果について
会社が認めてくれ、その評価の結果として役職・権限・給与に反映される」
ということが可視化されており、明確であるという仕組みです。