ターゲット別プロモーションで値引き訴求から脱却!高級旅館
魅力が伝わりきらない自社サイトの内容を刷新し、
細かなターゲティングと戦略的プロモーションを実施。
その結果、2年間で客単価平均116%アップ、
全体売り上げも2年間で142%の伸びとなった事例をご紹介します。
課題:
昭和の大富豪に愛された歴史ある温泉旅館。
豊かな自然、丁寧な接客といった旅館の魅力が自社サイトから伝わらず、
以下2つの課題があった。
課題①
自社サイトでは必要最低限の情報羅列にとどまっており、
顧客へ伝えたいことや、多岐にわたる旅館の魅力が伝わらなかった。
「どんな顧客に、どんなふうに利用してもらいたいか」を
イメージさせられるコンテンツが自社サイトになく、
従来のプロモーションが紙媒体中心で、
インターネットを活用した戦略的プロモーションへの転換が急務だった。
課題②
旅館の商品であるプランは値引き訴求が主になっており、
プラン特典を説明するだけの内容だった。
旅館のこだわりや成り立ち、
自慢の温泉や食事も本来の魅力の半分も伝えられておらず、
インターネットからの予約が伸び悩み、利益を圧迫していた。
施策:
施策① 詳細なターゲティングによるインターネットプロモーションを開始
ターゲット顧客が旅館を利用しているシーンをイメージしやすいよう、
コンテンツを作成。
自社サイトでは旅館の情報だけにとどまらず、
近隣の観光情報など旅行全体をイメージできるようコンテンツを配置。
旅行ポータルサイトではフォトギャラリーの写真の大きさを整え、
メッセージも写真毎につけることで、旅館の魅力が一目で伝わるように修正。
施策② ターゲット顧客に旅館を利用するシーンをイメージさせるプランを企画
注力して集客するターゲット顧客ごとのペルソナをもとにプラン作成。
単に特典をつけたプランではなく、赤ちゃん連れ家族、
親子三世代、地元住民向けなど、
それぞれに沿った旅館の利用シーンをイメージできるようなプランを、
30以上作成。
旅館のこだわりや成り立ち、魅力を最大限伝えられる文章にリライトを実施。
成果: 結果として、客単価116%、売上が142%に伸長!
2つの施策の結果、新規プランからの売上が60%を占め、
客単価が平均116%アップ。
それに連動し、全体の売り上げも2年間で142%の伸長。
季節やトレンドに併せた売れ筋プランを用意するだけでなく、
ターゲットごとに予約喚起できるプランやコンテンツを充実させたことで、
ロングテール戦略を体現する形となった。