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セミナー情報

【セミナー実施報告】アフターコロナに向けた観光戦略~従来型の集客手法からの脱却~

コロナワクチンが普及し始め、アフターコロナの兆しが見えてくる中、
「アフターコロナの観光需要を取り込みたい」と考える地域も多いのではないでしょうか。

一方で、観光需要がある程度回復しても、コロナ前の状態に戻ることはありません。
新しい生活様式を踏まえた、新たな観光戦略を検討する必要がありますが、前例や成功事例が存在しないため、どのように進めていくべきか、頭を悩ませる地域は少なくありません。

今回のセミナーでは、DMOや人気温泉地をはじめ、人口2,000名の小規模観光地まで、規模問わず50以上の地域の観光プロモーション支援実績を持つグローカルが、アフターコロナの観光業界において取り組むべき観光戦略集客施策について解説いたしました。

アフターコロナに取り組むべき観光戦略とは

観光戦略で大切な要素はプロダクトや差別化などさまざまですが、アフターコロナの観光戦略には「ターゲット戦略を踏まえた、ニーズ喚起型のアプローチ」が重要です。
本セミナーでは、実際にターゲット戦略を踏まえた、ニーズ喚起型のアプローチを行ったことで近隣エリアからの集客が2倍になった事例をご紹介しました。このプロモーションをターゲット戦略とニーズ喚起型のアプローチに分けて解説いたします。

 

【ターゲット戦略】
まずはターゲットを明確に決めることが重要です。
ターゲットを決める際に大切なことは、ターゲットを深く細かく設定することです。
具体的にターゲットを設定するステップを下記3つに分けてご紹介しました。


①ターゲット顧客の「細分化」と「洗い出し」
顧客を利用シーンと居住地ごとに細分化し洗い出します。
②ターゲット顧客の「優先順位」の決定
①で洗い出したターゲットを取り込みたい層と取り込みたくない層に分け、優先順位を整理します。
③ターゲット顧客の「ペルソナ」を描く
優先順位の高いターゲット人物のバックグラウンドや嗜好性などを描きます。

細かいターゲット設定をすることはニーズ喚起型のアプローチを行う上で必要になります。

 

【ニーズ喚起型のアプローチ】
ニーズ喚起型のアプローチは「顕在ニーズ」「潜在ニーズ」の2つに分かれます。
顕在ニーズとは、顧客が欲しいものやサービスを自覚している状態です。逆に潜在ニーズとは、顧客がまだ自覚していないニーズを抱えている状態です。
顕在ニーズの場合、顧客は競合他社との比較検討の上意思決定するため、ブランド力や資本力に左右されてしまいます。潜在ニーズは競合他社と比較されづらく、ニーズと解決法をセットで提案することで、顧客が商品を選ぶ必然性を高めることができます。

アフターコロナの観光業界において取り組むべき集客施策

ターゲット戦略を決定した後は、実際にターゲットにアプローチをしていきます。
ターゲット戦略を踏まえた、ニーズ喚起型のアプローチと相性の良い手段としてWEB広告があげられます。
マスメディア広告は広く露出ができますが、その分費用が掛かってしまいます。それに比べ、WEB広告は地域設定や年齢設定などのターゲット設定を細かく設定することができるため、ターゲットをピンポイントに狙い露出させることができ費用の分散を防ぐことができます。


また、WEB広告の着地ページをHPにするのではなく、ランディングページにすることも有効です。ランディングページを活用することで、ニーズを喚起しやすく顧客の意思決定の必然性を高めることができます。

まとめ

「アフターコロナに向けた観光戦略~従来型の集客手法からの脱却~」でお伝えしたアフターコロナの観光業界において取り組むべき観光戦略や集客施策について紹介いたしました。

「セミナー内で紹介した成功事例を詳しく知りたい」「今からできるアフターコロナの集客対策を知りたい」「名度がなくてもアフターコロナの観光需要を取り込む方法を知りたい」などお悩みがございましたら、ぜひ当社の無料相談をご活用ください。無料相談は下記から受け付けております。
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白土昴
この記事を書いた人
白土 昴

東京学芸大学で音楽教育を学んだ後、新卒で株式会社ローソンに入社。秋田・青森・宮城を中心にFC店舗のオーナー・アルバイト育成から経営指導まで携わる。2019年6月に株式会社グローカルに入社。自社採用・広報・庶務・アシスタントとして勤務。