【中小企業の採用強化】中小企業の採用を劇的に変える「未来組織図」
中小企業経営において、人材採用は最も重要な課題のひとつです。
しかし、重要だと分かっていながら、人材採用の手法を見直す企業は非常に少ないのが現状です。
特に、「人材要件の見直し」を行う企業は少なく、「エース社員と同じタイプ」や「平均的な既存社員と同じタイプ」と言った、ざっくりとした人材要件を設定して採用活動を行っている企業がほとんどではないでしょうか。
採用強化のために必要な、精緻な人材要件を定義するためには、未来の組織図を描くことが非常に有効です。
このページでは、中小企業経営者が人材採用において必ず押さえておきたい「未来組織図」のポイントについて解説したいと思います。
必要な人材の要件を決める明確にする未来組織図
中小企業の採用において、必要となる人材の要件を決めるために、有効な手段として未来組織図を作成するという方法があります。
未来組織図の創り方
1.現在の組織図を準備し、各組織の人員数、メンバーの配置状態を確認する。
2.中長期計画から5年後の売上・利益・社員数を確認する。
3.目標となる「5年後の売上・利益」を実現している際の組織図に既存社員を書き込む。
4.空欄になっている部分が今後採用すべき人材を書き込む場所となることを把握する。
5.空欄になっている部分には5年後にどのような人材が配属されているべきかを考える。
6.現在の配属可能部署・教育力・マネジメント力を確認する。
7.どのような人材を採用し、配属・教育・マネジメントを行うことで「5」の空欄に当てはまる人材になるかを検討する。
8.「7」のイメージがつけば、5年後の未来組織図が完成し、現在採用すべき人材が明確になる。
このように、未来組織図を作成するという考え方を導入することにより、「中長期計画を実現するために現時点で採用する人材を明確にする」ことが可能となります。
中小企業において、新卒採用や中途採用、アルバイト・パート採用など、あらゆる採用において、この未来組織図を描くことは有効な手段と言えます。
まとめ
中小企業の採用において、組織の未来を担う人材の要件を明確にするために、未来組織図を描くことは非常に有効であり、現在の採用活動が上手く行っていない場合にも有効な手段と言えます。
特に、組織全体を社長自身が見渡すことができる規模であり、社長自らが採用活動の陣頭指揮を執る場合には、即効性のある施策になります。
未来組織図を描くことは、自社の採用活動を見直し、事業を牽引する人材を採用する場合にはぜひ取り組んで頂きたい施策のひとつです。
株式会社グローカルでは、地方の中小企業や、地方への参入を検討している中小企業の採用力強化支援を行っています。詳しくはこちらのページをご覧ください。