【実践】中小企業のスモールステップDX(後編)

業界や事業規模に関わらずDX(デジタル化)が叫ばれる昨今、地方の中小企業においてもDXの必要性は無視できないものとなりつつあります。前回記事「【実践】中小企業のスモールステップDX(前編)」では、DX推進に向けた実践的かつ効果的な取り掛かりとして、ビジネスチャットの導入をご紹介しました。
ビジネスチャットは導入のハードルが低く取り掛かりやすいことから、大がかりなツールの導入に向けた課題抽出や現場の慣れをつかむ上で極めて有効です。また、コミュニケーションツールの導入といった小さな一歩でも、その効果を十分に感じることで、DXの推進に向けた社内のモチベーションを高めることが出来るかもしれません。
今回は、国内で利用される主要なビジネスチャットツールの中でも中小企業が初めて導入する際に最適な2つのツールについて、それぞれその特徴をご紹介致します。
Chatwork
無料プランでも14グループまでチャットの作成が可能。個別チャットの作成は無制限。また1:1でのビデオ通話が可能。 有料プランは1ユーザー1月当たり400円~800円の3プランが選択でき、最もリーズナブルな400円プランでグループチャットの作成が無制限と導入のハードルが低い。 まずは無料プランから利用をはじめ、必要に応じて有料プランへの移行をおこなえるため、お試し利用に最適なサービス。また、社外とのやり取りにも活用できる点やビデオ通話機能により商談への活用も可能である。
LINE WORKS
無料で100人までが使用できることや、多くの方が使い慣れているLINEと同じインターフェースであることから、導入や定着のハードルが極めて低いのが特徴。 LINE同様音声通話やビデオ通話が可能なだけでなく、アドレス帳機能や一般的なLINEのユーザーとのチャットも可能。有料プランは1ユーザー1月当たり300円~1000円の3プランが有り、ユーザー数の拡張やメールやデータストレージなどの追加機能が使用できます。
まとめ
本記事では、DX推進に向けた実践的かつ効果的な取り掛かりとして、導入しやすい2つのビジネスチャットツールをご紹介しました。いきなり全社的に導入するのは難しいという場合には、是非プロジェクトメンバーや一部の部署で試験的に導入し、その運用のイメージをつかんでみるのはいかがでしょうか。DXと聞くと、中小企業には無縁なものと思われがちですが、これからの人手不足社会を切り抜けていくには避けては通れない道です。まずはハードルの低いビジネスチャットを導入することで、本格的なDXに向けた小さな一歩を踏み出してはいかがでしょうか。
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